ルミナ、2/26誕
心踊る魔法の国
大陸南の国ラグライドで生まれ育った少女ルミナは、隣国スズライトの魔法学校へと編入する。故郷では見られない「魔法」という概念に目を輝かせ、これから先の日々を期待し学校生活を始めた。
黒い渦と霧
優しい友人に囲まれて幸せに過ごしてきたルミナだったが、時折友人たちから暗い影を感じるようになる。王族並の権力を持つ貴族・スズライト家の令嬢が言うには、それは人の悩みや苦しい思いを示しているとのこと。
気にかける友人、キラの横で、当の本人はいつも通りに笑う。こんな力があるのは幸運であり、きっと役に立つだろうと。
切れた魔法
渦や霧の正体が判明してからも、それを知ったところでどうすれば良いのか彼女にはわからなかった。そんな状態のまま生活していたある冬の日、遂に事件が起こる。
前々から濃く大きな渦を抱いていたクラスメイト・ネフィリーの、学校全体を巻き込んだ事件。彼女の思い悩む姿をずっと知っていたルミナは、強い後悔と自責の念に駆られる。解決後も学校へ行けなくなった彼女の元へ、励ましにやってきたのはキラだった。
月の願い
キラの言葉を受けて、笑顔を取り戻したルミナは自分のすべき道を探し始める。多くを学んだ魔法の国に別れを告げ、彼と約束をし、ラグライドの実家へと戻っていった。友人たちと一緒に居続けては彼らに頼ってしまい、成長できないと彼女なりに考えてのことだ。ルミナは、今度こそ自分自身と、その力と向き合っていくことを誓う。
・母親の出身
スズライト魔法学校は、彼女の母の母校でもある。ルミナがそこへの進学を希望したのも、母から話を聞いたことがあったから。
・ドジっ娘
何かと要領をえないことが多く、周りに助けられているのもしばしば見られる。幼い頃から魔法に親しんでいる同年代に比べ、その飲み込みも遅れている。助けてくれる皆のことは大好き。
・恋愛ごとは鈍め
負の感情こそ目に見えるからわかるものの、感情の機敏には鈍い。特に自分が抱く恋愛感情には殊更鈍感。だが最終的には、キラからの好意を受け入れて遠距離恋愛が始まった。
・創世紀の姫君
ルミナの能力は、スズライトという国が生まれた頃に力を尽くしたとある姫と同じ物。ルミナは彼女を理想として歩んでいく。