ヒトリゴトページ。

主に創作の話とゲームの感想、プレイ記録。テイルズオブ多め。更新は不定期です。

「好きなものを、好きなように、好きなだけ」をモットーに書いていく、創作とゲームの話がメインのブログです。

●2021.3[創作小説公開場所:concerto]にて創作小説の投稿再開してます。

スズライト2、キラ

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キラ、8/25誕

優秀な兄に憧れて

スズライトで生まれ育ったキラには、ソラという1つ上の兄がいた。勉学、運動ともに優れた彼からキラは多くを教わり、彼の後を追うように祖父が校長を勤めるスズライト魔法学校へ入学する。

抱え込んだ2つの渦

1年の冬、ソラが行方不明になったという話が流れ込む。唐突にいなくなった彼を、キラはひどく心配した。

だが祖父からは淡々と、スズライト家との縁談を勧められる。かの家の権力を少しでも得たい祖父だったが、婿養子となった先で自分はスズライト家当主になることを余儀なくされてしまうとキラは理解していた。その覚悟もなく、令嬢・メアリーからの好意を無下にもできず、2つの事に悩んだまま彼はルミナとの邂逅を果たす。

惚れた彼女とちらつく霧

何も考えていないような、自分を見透かしているような、不思議な少女ルミナ。キラの中で彼女の存在が大きくなっていく一方、ホウキレーサー・ゼクスを見たことで薄れかけていた兄への不安もまた大きくなる。

ゼクスは、ソラによく似ていた。実際に対面することでその思いは確信に変わり、今まで平然と過ごしていた彼に対し複雑な思いを抱くようになる。

和解と決心

どうしようもなく、身動きのとれなくなった彼の背を、ルミナは不器用な手つきで押してくれた。彼女がそうしてくれなければ、自分たち兄弟はすれ違ったままだったはず。そう思うからこそ、「何もできなかった」と泣く彼女にキラは必死で想い全てを伝える。そして、メアリーとの関係にもはっきりと区切りをつけた。

その後、彼が子供の頃抱いたホウキレーサーになりたいという夢は形を変える。かつての自分と同じように思っている子供を育てる、トレーナーとしての道を見いだした。

 

・屈折した性格

元々は素直な少年だったが、兄の失踪辺りから正直な態度がとれなくなった。彼自身も難儀に思っているが、それが改善されたのは進学後であった。なお、何かと弱みがあるルミナ、エレナ、ゼクスに対しては強く言えないことが多い。

・ホウキレースの腕前

幼少期、ソラの真似で始めたホウキの練習。彼の指導もあって、現在も腕前はなかなかのもの。

・甘党

甘い物を好むが、男には似合わないと隠したがる。また、寮の部屋にはお菓子のおまけが仕舞われている。