ミリー、12/5誕
幼すぎたアイドル
昔から歌うことは好きで、得意だった。親友のクレアはいつも喜んでくれて、それをミリーも嬉しく思っていた。だから突然アイドルスカウトされたときも、彼女が喜ぶから受けることにした。
仕事に大きな不満もない。しかしクレアの病気が悪化して、目的そのものだった人を失ったミリーは、楽しかったはずの歌が歌えなくなってしまう。やむを得ず、世間には理由を隠したままで活動休止が決まった。
ときめき
申し訳なさに苛まれる心は抑え、普通の女子生徒として明るく生活するミリー。彼女には、クラスに苦手な人がいた。いつもぶすっとして目付きの怖い、シザーという男子生徒。しかし彼は、それが全てではなかった。ひょんなきっかけで彼の素顔を知ったミリーは、彼と親しくなるべく積極的に動き始める。
面影映す、盲目少女
シザーと町に出掛けたある日、シズクという少女に出会った。彼女はミリーのファンで、生まれつき目が見えないのだと知る。その姿がクレアと重なって見えて、ミリーは彼女の為に歌いたいと思う。
だが、もしまた歌えなかったら? そう不安に感じるミリーだったがシザーたちの支えもあり、ステージは無事成功に終わった。
夢を届ける夢に向かって
これをきっかけにファン全体の存在の大きさをようやく知った彼女は、卒業後にはアイドルとして復帰するという決心を固める。同時にシザーへの思いも強まり告白を試みるも、はっきりと告げるには至らなかった。しかしミリーはめげることなく、明るい将来を信じて今を前向きに生きていく。
・成績の訳
日頃の成績はあまり良くない。仕事で忙しかったからだと彼女は言うが、休止中の現在も伸び悩んでいるのを見るにそれだけではなさそうである。
・人生の先輩
ブティック、フェアリースタイルの店長であるパリアンとは旧知の仲。たびたび相談に訪れたり、衣装を頼んだりしている。
・リアリスト
仕事柄、年と外見の割には現実的な思考の持ち主。理想の結婚相手は「料理できて収入そこそこで浮気しない人」。
・ティーナとの関係
シザーと親しげに話す彼女に最初こそ警戒したが、彼女の興味が彼にないこと、ミリーのファンであったことからすぐに打ち解けた。会う機会は少ないが、ミリーの恋を応援してくれる友人の1人である。