ティーナ、5/27誕
少女曰く、運命
ティーナの父は、市民の域こそ出ないもののなかなかの資産家として名を連ねていた。彼は、自分の娘と同年代の令嬢がスズライト家にいることを聞くとそれを利用しようとする。ティーナと彼女らを引き合わせ、子供から取り入ろうとしたのだ。結果的にその企みは成功し、彼の富は大きくなる。
ティーナは、そんな父の策略に早い段階から気付いていた。だが、そんなことはお構い無しに屋敷へ出入りし続ける。その双子の令嬢を、更に言えば上の子メアリーと親しくなったからだ。
駆け抜けた学生時代
ティーナの思考の中心にいるのは、幼い頃からずっと変わらずメアリーのまま。一方で、サンローズ校において彼女はチアリーダーと生徒会長を兼任する多忙な日々を送る。飛び級すらしていたので、有名人であると同時に人気者だった。
早々に卒業した後は、スズライトにある喫茶店「マジカル」でバイトをしながらメアリー達の元へ通う日々を過ごしている。
全ては親友の為に
彼女の目標は1つ、スズライト家へ正式に勤務し彼女達を支えること。その募集がかかるまでの間は、今の関係を続けるつもりだった。
メアリーが婿養子の予定として出会ったキラへの好意を自覚したときには、その成就を心から願い応援した。だが彼のはっきりしない態度に苛立つことも多くなり始め、奥手な彼女に代わって積極的に働きかける。
キラの結論とメアリーの覚悟を受けた後は、2人の意思を尊重しネビュラと共に彼女を支えていく。それは予定通りのことで、しかし彼女をただ守るのではなくその成長を見届けようという面で異なっていた。
・難点
頭脳明晰・明朗快活、運動神経にも優れるティーナは一見すると完璧超人のようにも感じられるが、消毒液等も含むアルコールの香りが嫌いという地味な弱点を持っている。また筆無精で、手紙を送っても返事は来ないことが多い(メアリーやネビュラ、他目上の人からの場合を除く)。
・女尊男卑
メアリーは特別だが、それ以外の点においても基本的には女性優先の思考回路。シザーとは実家が近所の幼馴染みであるものの、恋愛感情などは互いに微塵も存在しない。ミリーと出会ったときは、彼女の気持ちを知らなかったとはいえ彼を辛辣に評価しミリーを戸惑わせた。
・よく食べよく遊びよく学ぶ
エネルギッシュな彼女は献立を問わずよく食べ、食事が好き。食べた分は日常的に運動でしっかり消費するため、特にダイエット等を意識したことはない。