ヒトリゴトページ。

主に創作の話とゲームの感想、プレイ記録。テイルズオブ多め。更新は不定期です。

「好きなものを、好きなように、好きなだけ」をモットーに書いていく、創作とゲームの話がメインのブログです。

●2021.3[創作小説公開場所:concerto]にて創作小説の投稿再開してます。

FF9クリアしました(3)

  1. ラスボス&ED近辺の感想のみ(前々回)
  2. スクショと共に全体的に振り返る(前回)
  3. これは考察?想像?妄想?

FF9クリア後感想、最後です。感想の内、仮定ばかりの個人的見解や疑問をこっちに分けました。文章しかありません&全体的に長々。

こういう考えもあるんだな、くらいに思っていただければ。攻略本や設定集やインタビューは何も知らない、というか存在を知らない。あるなら欲しいですよ。あとサントラも。私ゲーム1個クリアする度に毎回サントラ欲しがってる気がするわ

 

 

 

<目次>

 

永遠の闇=シュヴァルツ感(※テイルズオブレジェンディア)

永遠の闇さんの言ってることが、私の中で完全にシュヴァルツとだぶって見えたんですよ。最後にTOLクリアしたのがだいぶ前なので台詞の細部はあやふやなんですが、根っこの要素はほぼ同じ存在と言えるのでは?

知らない人はさあやろうTOL。隙あらば挟み込むよろしくレジェンディア

 

エピローグは本編からどれほどの月日が経った?

「そして月日が流れた…じゃないよ!具体的にどれくらいだよ!」と思ったので考えてみて、後のシーンから私が想定したのは1年から2年程度。

  • アレクサンドリアの街並みは復興
  • 新たな飛行船や劇場艇が作られた
  • ビビは生きていない&直接ビビから話を聞いたと思われる黒魔道士(子供)が生きている
  • ダガーの髪が元の長髪に戻っている(グラフィックの都合かもしれないが)
  • 人も街もそんなに大きな変化は無さそう

この辺りから、1〜2年がちょうどいいように感じた。黒魔道士の寿命関係が最大の決め手だろうか

 

じゃあその間ジタンは何してた?

あの状況とはいえ、イーファの樹から脱出して帰るだけで1年以上もかかるものだろうか?

そこでまず考えるのは、樹の根の暴走が世界にどれほどの影響を与えたのか。クジャの言い分と根の暴れっぷりからして、少なく見積もっても外側の大陸は被害甚大だったんじゃないかね。フォッシル・ルーが潰れ、飛行船を降ろすことも不可能なくらいには。インビンシブルも壊れたかな?

エーコがマダイン・サリに戻らず、シド大公に保護されることになった理由の1つでもないかと思ってる。おじいさんの言葉や村の伝承、一緒に暮らすモーグリたちを大切にしていたエーコが、理由も無しにマダイン・サリを離れる可能性なんてある?あとはやはり淋しさか?)

それを前提とした上で、ここからは何の根拠もなければ作中でも一切描かれてない"想像"だけど、ジタンはイーファの樹から出てきた後に(恐らくクジャを背負って。クジャの生死についての考えは「クジャの最期」で)その足でコンデヤ・パタや黒魔道士の村にも向かってたから帰りが遅くなったんじゃないかと私は思いました。

黒魔道士の村にはジェノムたちもいるわけで、彼がそれを忘れるはずはないと思うんだ。この世界のモブたち結構タフなので、きっと無事だと願いたい。

そして物語序盤、石化したブランクを救えると信じて各々活動していたタンタラス団なら、同じようにジタンの生存確認を諦めず独自に動いていたような気がする。盗賊団&劇団という立場は、王族や騎士と違ってしがらみも無く自由に動けるし。だから、ジタンが霧の大陸(元)で最初に生存報告したのもタンタラスの面々だったんじゃないかな。

というか先にタンタラスと合流して打ち合わせしないと、あんなサプライズ無理だろう!

 

サラマンダーのこれから

これまた"想像"の範疇に過ぎませんが、タンタラス団と少し付き合いがあるんじゃないかな?という想像。あったらいいなーという私の願望も混ざってはいるが。

ラスボス後、クジャを助けるためその場に残ろうとするジタンの思考を理解し1番最初に送り出すのがサラマンダーだったこと気に入ってます。単に彼らしい態度でもあったんだけど、あの場にバクーやブランクがいたらきっと同じようにしたんじゃないかな。この件で、終盤以降のサラマンダーは案外タンタラス団と気が合いそうだなと感じました。盗賊団と裏稼業とで、生きてきた世界も近いし。ジタンとだけ共有する装備もいくつかあるし。

立場が決まってるダガーやスタイナー、目的がはっきりしてるフライヤやクイナたちと違って、旅を終えた後どうするか最も不明瞭に感じてたのがビビとサラマンダーでした。で、ビビはEDの語り口から漠然と考えつく。しかしサラマンダーは?

自分を見つめ直すため、やりたいことを探すための一人旅をしているのが私にはしっくりきました。その途中で、ジタンに導かれたように今度はラニさんに導く言葉を投げかけてたりしたら嬉しい。彼女はまだ何か迷っているような? 元はたまたま同じ仕事を受けただけの同業者だったとしても、接点はあり続けてほしいな

そしてタンタラスとも、行く先でたまに出くわしてはちょびっと言葉を交わしてちょびっと協力し合うような関係だったりしないかなーという妄想です。とはいえ団員になったりはしないだろうが。第一に、盗賊はまだしも演劇やってるサラマンダーなんて想像つかないわw芝居できなさそうw

EDで劇を見にアレクサンドリアまで足を運んでるのも、"宣伝を見聞きして興味持ったから"というより"タンタラスの誰かから直々に誘われて"じゃないかと思ったんです。何となく、本当に何となくですけど、サラマンダーはあの時点でジタンが帰ってくるのをわかってたような気がする

 

アビリティ:蘇生を深読み

ジタンのライフデジョンに続き、サラマンダーの蘇生に戸惑いを隠せなかった。そんな回復技使えるのかお前、と。「いやしの」を覚えられたりするのも意外すぎる!

初期技のチャクラも回復技ではあったけど(HP&MP回復)、それは他者にも使えるってだけであって基本的には自分の身1つで生き延びるための術だったんだろう。ゲーム的にも、物理攻撃一本型のキャラはスタイナーとジタンで間に合ってるからそういう個性かーと何も気にしてませんでした。

しかし蘇生はそうはいかない。それは完全に、自分以外の他者にしか向けられないスキル。しかも、習得するための装備品はかなり終盤に入手するようになってるという点。つまり旅を経て仲間の存在を認めることになった最大の証拠では?まあ蘇生術なんて後半取得で当然なんですけど。

更に言うと、そういった潜在能力が彼の中にあったっていうのが嬉しいことです。なかなかに孤独かつ凄惨な過去を持っていそうで、本人も初めはあんな考えを持ってたのに、仲間を救うための力も実は秘められてたってのが良いと思う。ゲームシナリオ以外の部分で物語やキャラクターを表現してくるの大好きなので、ついつい深読みが過ぎてしまう。そして私は焔のダンナに結構夢見てる気がする

 

タンタラス団員の生い立ちと、劇の登場人物の名前

タンタラスが『君の小鳥になりたい』を演じている時、姫と王以外は名前が演者と同じままなんですよね。で、劇中もその名前で呼び合ってる。

これってもしかして、「マーカス」「シナ」「ブランク」そして「ジタン」は劇の登場人物と全く同じ名前だということなのか(要するにマーカス役のマーカス、ブランク役のブランクってこと)?

だとすると、偶然とは思いにくい。そんでもってバクーがジタンの育ての親だったことを考えると、他のメンバーも同じように親のいない子供だった&全てバクーが劇にちなんで名付けたのかも?という可能性が浮上してきました。ジタンはバクーが名付けたわけじゃないはずなので、かなり微妙な説だしこれまた作中描写ゼロだけど。

あとルビィも当てはまりませんが、彼女は劇を演りたくて後から入団志望してきた人だったりとか? 盗賊団の一味としてリンドブルムのアジトにいるより、劇場にいる時間の方が長そうだったし。最初に置いてきぼり食らったせいかもしれんがw

(ルビィ絡みでちょっとした疑問。ED後ロウェルはどうしたんでしょうかね。アレクサンドリアの劇場に残された?そもそも彼の存在意義とは?大して何もイベント無かったな?)

 

ビビのこども

新しく生み出したのか、アレクサンドリアに眠っていたのを目覚めさせたのか、それ以外なのかはわからぬ。"霧"が止まったのなら新しく生むのは不可能だと思うけれど? まあこの疑問は一旦保留です。私にはわからなかった

気になったのはその口調。ビビも黒魔道士の村で暮らしていた人たちも、皆ほのぼの落ち着いた性格&口調だったのに、EDの子だけは一人称も「オレ」でやんちゃなタイプ。喋ったのはその1人だけだったけど、ちょっとジタンに似てるような印象を受けたんです。「いい加減にしろよなコノヤロー!」って素で言えそうじゃないですか。

ビビが旅の話を言い聞かせるときに、仲間たちの言葉をそのまま真似て喋ることがあったんじゃないかな。ジタンのことは、その時こういう風に言っていたんだ、って話せる思い出が沢山あるはずだから特に大切な仲間として語っていたのではないだろうか。それに影響された結果、ああいう口調になったのかと。

 

クジャの最期

ガーランドに定められた死期は変わらなかったと私は解釈している、奇跡が起こって生き返ったりなんかもしないだろう。ジタンが樹を脱出するより前に亡くなったと考えています。でも彼が助けにきたこと&そこで会話ができたことで、救われてはいたはず。それと、ちゃんと葬られ弔われることができたはず。

これは直接的な言葉で説明するべきじゃないようなことに感じて、あまりわかりやすく表現できませんが最後の最後は安らかな気持ちだったんじゃないかな…

元々彼の心情は、世界やジタンやガーランドへの恨み妬み怒り100%というよりも淋しさが根底にあったように私には見えるのです。最終的に「自分が生きられない世界なんて消えてしまえ!」な思考回路で何もかもぶっ壊そうとしていたけど、それは”生きていてほしい他の誰かなんていない、自分に生きていてほしいと思ってくれる人なんていない”という孤独と淋しさの裏返し。本当に大切な人が1人でもいるならあんな自爆行為はしない。

その大切なものの命を不条理に奪われてしまったが為に絶望して悪役化するキャラは他作品でよくいますけど、クジャの場合は大切な人に出会えなかった&出会うことすら初めから許されていなかった感じかな。そうなった大元の元凶を辿ると、繁栄していた頃のテラの民の傲慢のせいになって責める相手がもういないが

でも最後は、ジタンが助けに来た=自分に生きていてほしいと思ってくれる人がいた、という捉え方をクジャはできたのではないかと思うのです。

 

永遠の闇との戦いが終わって地上に戻ってきたとき、ミコトにコンタクトを取って居場所を伝えていたのはクジャだよね?これは間違ってないよね? 物語としては自然だけど、あの心変わりはどうしてだったんだろう?と少し考えてみたのですが、それも淋しさがポイントなのではないかと。

こう考えると、ミコトのモノローグがとても素敵で重大な意味を持つものになるんです。記憶の場所とクリスタルの話も重なってきていて、ほんと良くできたストーリーだなって。多分、クジャ・ジェノムをビビや黒のワルツ・黒魔道士に置き換えても同じ意味になりますよね

ミコトが樹の傍に来たシーンはいつのことなのか、具体的には不明だけどここまでの私の考えだとジタン脱出前か直後ってことになる?

 

霧がかった視界

世界観に"霧"が重要な要素となっているけど、なぜ「霧」という物を使ったのか。

シナリオ上は、空気中に充満する有害物質であると同時にエネルギー源としても利用できる物であれば霧じゃなくても問題ないと思います。適当にファンタジーらしい架空の物質&名前を作ったり、ガスなんかでも良かったはず。

そこを霧としたのは、もっと比喩的な意味も含まれていたんじゃないかと私は感じました。現実の小説や詩で、進むべき道・答えが見つからない状態を「白い霧の中で迷っているよう」等と例えるように。その意味合いで、人々が暮らす主要な大陸を霧に包ませたのかなーと物語外部の視点から思う。

 

召喚獣の意思

強大な力を持ち、特定の能力を持つ人に使役される存在というと例えばテイルズには主に大精霊がいる。向こうの彼らは、イフリートが熱血漢であるようにそれぞれ人格や感情を持ち、例外もいるにはいますが言葉も交わせます(例外:概ねヴォルト)。召喚獣の存在は精霊に近いと思うんだけど、召喚獣にそういった意思はあるのかどうか少し気になって。

テイルズの精霊たちは召喚士や術者が契約をすることで初めて戦闘中も呼び出せるようになりますが、契約は大抵一筋縄ではいきません。物理的なボス戦だったり問いかけだったり、何かしらの試練がある。その試練を経て術者や周囲の人間のことを認めたから、力を貸してくれるわけです

FFの召喚獣ってその辺りどうなってるのでしょう。ラムウはまさにそういう流れでしたけど。こちらが力を借りるより前に、オーディンによるクレイラ破壊→アトモスによるリンドブルム襲撃→バハムートによるアレクサンドリア襲撃、と召喚獣による街破壊ムービーが先にあったので、この辺の召喚獣ダガーのコマンドで呼び出す時ちょっと身構えてしまうんですよね。特にアトモス。あのムービー怖いわ。

召喚獣が牙を剥くあれらのイベントでは、なんというかテイルズの「自分が認めた正しい心を持つ者にしか手を貸さず、時には抵抗を示すこともある大精霊たち」とはかなり異質な存在のように見えて。自我を持ってる召喚獣の方がレアで、自我を持たない召喚獣は超強い別格のモンスターみたいなものなのかな、と感じています。意思がありそうなのって、ラムウアレキサンダーとマディーンだけ?

アレキサンダーの審判、って言うくらいだから善悪を判断する感情くらいはあるんじゃないかと思った。するとインビンシブルの目がチート機能すぎるが。あれ下手をしたらマディーンことモグにエーコを襲撃させることもできるんでしょう…?  作中一度も失敗してない&反動やデメリットも何も無い精神コントロール機構ってやばすぎ、テラの文明力怖すぎ

 

まだまだ考えるよ!

1周で全て理解しきれたはずもなく。考えきれるわけもなく。

ガイア記&テラ記的な部分というか、本編以前の出来事についてが特に、現時点じゃ把握しきれてないことが多いはずです。ウイユヴェールの顔たちが話してたことなんてあんまり覚えてないし。

1周目の段階では人物について考えていたのが殆どだったので、2周目は出来事にも理解を深めていきたいです。世界観設定と事件の顛末と物語の結末を踏まえた上で、外側の大陸にある2つの街と召喚獣とウイユヴェールとエスト・ガザのことを2周目で再確認していったらまた気付けることがあるような気がしている。