ヒトリゴトページ。

主に創作の話とゲームの感想、プレイ記録。テイルズオブ多め。更新は不定期です。

「好きなものを、好きなように、好きなだけ」をモットーに書いていく、創作とゲームの話がメインのブログです。

●2021.3[創作小説公開場所:concerto]にて創作小説の投稿再開してます。

恥の多い第二の人生

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恋人と心中するはずが異世界へ転移してしまった太宰先生の珍道中を描く漫画です。どこまでも自分を曲げない(死を望む)先生と、それなのに進んでいく物語の謎のかっこよさが面白いです。祝単行本!

ウェブ連載のものを既に読んでいるので、内容は知っていました。私が改めてお話したいのは、この単行本の装丁のこだわりについてです。電子版ではなく紙で買うことを強く強く勧めたいものになっていたので話しにきました。

なぜなら本の帯の紙質・中扉・奥付・カバー裏といった、電子書籍にはあまり載らない部分にすごいこだわりを感じたため。これコミックスの装丁じゃないが?!

それが作者からの指定なのか編集者の案なのか印刷所の力によるものなのか等の内情はわからないので、どこに感謝したらいいのかもわからないのですがとにかく感動したので書きます。奥付を見て感嘆したことなんて今まで1度もなかったし、今後そんな機会はないんじゃないか(´∀`)

もちろん内容そのものが面白いので、中扉とか奥付とかちんぷんかんぷんで特に興味がなければ電子書籍でも何も問題ありません。けれど、「本」が好きなら是非実物を選んでみてください。私が何を言ってるのかわかるはずです。コミックスの装丁じゃないんですよ。カバー絵のデザインも素敵です。

太宰の「人間失格」以外の作品のネタや逸話も作中に度々出てくるから(知らなくても平気)、漫画より小説の方が好きという人も楽しめる漫画じゃないかと私は思っています。という紹介でした。