ヒトリゴトページ。

主に創作の話とゲームの感想、プレイ記録。テイルズオブ多め。更新は不定期です。

「好きなものを、好きなように、好きなだけ」をモットーに書いていく、創作とゲームの話がメインのブログです。

●2021.3[創作小説公開場所:concerto]にて創作小説の投稿再開してます。

役者の話

以前お店で適当に雑誌を立ち読みして、とある俳優のインタビュー記事が載っていたのを読みました。誰だかはそもそも記憶していませんが。役作りに関する特集が組まれていたみたいです。

その人は、どんなに分厚い台本も丸ごと頭に叩き込んでその人物を演じることに集中する、最終回まで収録が終われば全てリセットして次の台本・次の人物を叩き込む、のサイクルの繰り返しだと語っていました。だから過去に演じた人物のことはもう覚えていないそうです。

演者というのはそれが普通ですよね。実際、そうしないと頭の容量が足りないともその人は言っていました。

役者としての仕事を真剣に全うしているのはわかりますが、でも、綺麗さっぱり忘却してしまうというのが私は読んでいて少し寂しかったです。かつて演じたその作品や人物が消えるわけじゃないにしても。この感じ方がオタクかそうでないかの違いなんですかね。作品重視か、中の人重視か。オタクかどうかってのとはちょっと違うか。

 

これを逆に考えて、何年も前に演じたものを今も覚えていて大切にしてくれていたり当時から全く変わらない演技ができたりする役者さんは凄いなと一層思うようになりました。

俳優も声優も舞台役者も、私は全部ひっくるめて役者として括っています。自分の好きな作品で、本当に全然変わらない方やよく覚えていてくれる方が制作サイドにいるのは嬉しいことですよ。