ヒトリゴトページ。

主に創作の話とゲームの感想、プレイ記録。テイルズオブ多め。更新は不定期です。

「好きなものを、好きなように、好きなだけ」をモットーに書いていく、創作とゲームの話がメインのブログです。

●2021.3[創作小説公開場所:concerto]にて創作小説の投稿再開してます。

【テイルズ】ザレイズファンにツインブレイヴとレーヴユナイティアの良さを知ってほしい

もう知ってるならそれはそれでいいです!”おこまがしい”奴だなって思ってもらって構いませんw

今でこそ、お祭りゲーで原作の記憶を持ったキャラクター陣が集結するザレイズ凄い!ってなってますが、その先駆けになったのはレーヴユナイティア(あるいはその前にサ終したタクティクスユニオン)だと私は感じています。更にもう一段階戻ると、シナリオ面の真面目さをお祭りゲームでも少し強める、という方向性を作ったのはツインブレイヴだと思っています。そういう意味でこの2タイトルの話作りが私は好きなんですけど、なんだかザレイズの陰に埋もれているような気がするので引っ張り出したくてお話。

別に公式からそう言われたということは全然全くありません。本当に私の勝手な想像という点はご理解いただきたいですが、ザレイズがあるのはツインブレイヴとユナイティアが基盤を作ったからじゃないのかな、っていう考えがちょっとでも伝われば幸いです。そしてどっちか試しにやってみてください

主にストーリー部分の話のみとなります。でもゲームとしても好きですよ。特にツイブレは未だに記録更新目指して遊べます(`・ω・´)

 

 

 

 

以前こちらでテイルズプレイ歴とその順番をまとめました。

グレイセス 【順位】: 1

エクシリア 【順位】: 2

ヴェスペリア 【順位】: 3

その他(ツインブレイヴ) 【順位】:4

エクシリア2 【順位】: 5

レジェンディア 【順位】: 6

デスティニー2 【順位】: 7 

レーヴユナイティア 【順位】: 8

ゼスティリア 【順位】: 9

エターニア 【順位】: 10 

リバース 【順位】: 11 

レディアント マイソロジー3 【順位】: 12 

ハーツ 【順位】: 13 

ザ レイズ 【順位】: 14 

クレストリア 【順位】: 15 

yuki-19.hatenablog.com

ヴェスペリア、グレイセス、エクシリア辺りは比較的順当に発売年が近いところを遊んでいるけど、その後急に飛んでレジェンディアやデスティニー2に遡ってるのは何でなん?というところをもう少し詳しく話します。多分話したことはなかったと思う。

今回の題名にしてるので先に結論言うけども、それは半分くらいツインブレイヴのおかげです。残りの半分はTOGの魔法カルタ。

 

Q.魔法カルタって何さ

本題とは逸れるけど、まあ小話程度に。私にしては珍しく、知らない人向けにちょっとだけ書きます

TOGに登場する、フィールドにランダムで落ちていたりショップで買ったりする収集アイテムです。一定枚数以上集めるとカルタのミニゲームができます。歴代テイルズキャラが描かれた絵札と台詞が書かれた札で1セット。ミニゲーム内で実際に読まれるまで、下の句はわかりません。名言だったり迷言だったり。Wii版だと50キャラ分、PS3版ではその倍。

歴代を知らない状態だと、どんな人がいるのかをものすごく断片的に見ることができます。私のテイルズキャラへの第一印象ってほとんど魔法カルタで構築されてる。逆に、過去作経験者なら上の句と人物が結びつくはずなのでミニゲームでちょっと有利かと。あとアスベルとパスカルによる…というか植田さんによる声真似にびっくりすると思う。めちゃくちゃ本人に似てるところや特徴掴んでるところ結構あるよ。櫻井さんはあくまでアスベルとして喋ってるようだけど植田さんは本気で似せにいってる気がします。シリーズを知った後に聞き返してみて、「えっご本人?!」と思うくらい1番似てる気がしたのはすず。

ちなみに私が初めて入手したのはスタンのカルタ『剣が!剣が喋った!』でした。当時の私は当然スタンも知らないしTODもさっぱり知らないので文章も意味不明で、これが何なのか1ミリもわかりませんでしたねw 懐かしい思い出だw もうちょっとわかりやすい台詞のところならまだマシだったのにね、カイルの『オレ、父さんみたいになりたいんだ』のような。

以上余談でした

 

ツインブレイヴのいいところ

ツインブレイヴを発売前にチェックしていたのは、TOG→TOGf→TOXとやってきてそのままの流れです。

また新しいの出るんだー、でもシリーズネタか、あっシェリア出るならやりたい、特典小説にもグレイセスがある、でも他の人は一応魔法カルタで見たことあるけどほとんど知らないしなー、どうしようかな楽しめるのかなー、と思いながら情報を追っていて、買う方向へと傾き始めたのは以下のコメントを読んでから。

f:id:Yuki-19:20201115231326p:plain

適当に切り取って繋げた雑編集画像なのはなにとぞご容赦を。Flashがなくなってもう見れなくなってしまったけど、公式サイトからの抜粋です。もうちょっと早く書き終えて公開していれば…

原典とも言える元のお話があるということを忘れずに意識して真剣に作ってる、でも原作に触れていなくても大丈夫かも、むしろ原作知らないからこそ入門にうってつけなのかも、等とこれを読んで感じたので踏ん切りがついたのです。

実際、当時から知っていた3タイトルのV・G・Xに関しては原作を踏襲してたり違った切り口だったりして面白かった。特にTOV編のシリアスシナリオは、ユーリ&フレンの物語として考えると下手すると原作より好きな畳み方だったりする。大声じゃ言えないけれども。原作ラストも嫌いなわけではないよ。今やったらTOHのシリアス編も当時より楽しめるところがありそう。エルレインとの絡みで、シングが危うい感じに描かれてたはずなんですよね

そしてここに記載された再考部分の意識って、ザレイズにも引き継がれてるんじゃないかなと。ギャグ描写を無くすわけではなく過剰なところだけを抑えて、本来のかっこいい部分の描写を増やすようにするということ。それが明言されたお祭りタイトルはツインブレイヴが初めてだったはずですが、ザレイズも近いことをしていますよね。タイトル間の人数比に偏りがほとんどないっていうのもツイブレが初の試み。意外性のある敵キャラを出したいと言ってシュヴァルツやエルレインが出るのも。まあ当時の私には意外も何もなかったわけですがw知らないのでw

ソフィは出ないけれど過去に誰かを失った経験があるアスベルとシェリア、マリアンは出ないけれど心に秘めた大切な女性を想って行動するリオンなど、そのキャラクターがどうしてその性格でそういう思考をしているのかという裏付け・環境がほぼ崩されていないのも良いところです。この件に関してはクレストリアのリオン周りがちょっと反面教師すぎて気付くことになった部分(アスタリアは自衛で未プレイなので詳しくは知らない)。別にツインブレイヴも100点満点だとは思ってないのだけど、かなり良い方だったんだなって…

 

特典小説も良かったんです。特にエターニアシンフォニア。これはもう現物入手困難だとは思うので紹介したところでどうにもならないだろうけども。もしもどこかで見る機会があれば是非一読を。エターニアは朗読ドラマCDもあって、それがまた本気の出来栄えでした。TOE本編をやるよりも先にそっちを聞いちゃったんですが、その身ですらしんどかった

ちなみにレジェンディアに惹かれたのも特典小説の影響がちょっとあります。セネシャリよりセネクロ派なところにも若干関わっていそう。最終的にキャラ単体ではシャーリィ推しになってますがカップリングになるとセネクロ派なんだ(しかしそれ以上に好きなのはシャリクロだけど)。レジェだけBGMとキャラデザの雰囲気が全く異なってたのも、気になったポイントでした。特にBGMよ。テイルズ初心者がいきなり猛りの滄我をぶつけられたら衝撃で固まるわw

 

レーヴユナイティアのいいところ

原作に真摯なツイブレの姿勢を発展させたのが、ユナイティアになります。ザレイズにおける歴代キャラは原作の記憶を持っている”鏡映点”ですが、ユナイティアで言うところの”目覚めのひと”も原作と同一人物という点は同じ。先取りしていました。

f:id:Yuki-19:20201203134725p:plain

元の世界には本人が残っていて、眠りについて夢を見ています。同じ名前と姿をした別人、ではないです。鏡映点と同じように。記憶を失ってはいるけど、完全に消失しているのではありません。

ぼんやりとした断片的な記憶によって繰り広げられるキャラクター間の関係が面白く、時にはこの世界独自のIFとしんどさを持っていて大好きなんですよ。例えばお気に入りをいくつか挙げると、大事な人が死んでしまったら残された自分はどうするのかを考えるロニ&セネルの会話(奇しくも両方金髪の面影)、獣化したカイウスを訳もわからずに拒絶してしまったアニーが自分に向き合う話、ミラへの呼び方で困るジュード、「ルドガーさんお金持ちだ!」「ぐっはぁ!?」等です。というかロニ関係とルドガー関係の好感度会話はコミカルもシリアスも全体的に特に好きでした

ドガーとユリウスの関係の作り方も好き。公式のコミカライズ版などでは基本的に「兄さん」呼びの方が採用されているけど、ユナイティアだと互いに記憶が無いので兄弟関係が明確にされず「ユリウス」呼びになってるんですよ。原作の選択システムで変わる部分をこういう風に取り入れるのは上手いよね。呼び方問題は上で挙げたジュードとミラもだけど、スタンさん(19)&ロニ(23)やエステリーゼ様&フレン辺りでも面白いものが見れます。ハーツ兄妹は意外とそこはあっさりしてた記憶。コハクがお兄ちゃんを「ヒスイ」と呼ぶのが見られるのはユナイティアだけでは。

 

「原作の時系列のどの辺りから具現化されたのか問題」がザレイズにあるように、ユナイティアもそれを考える余地があると私は思います。作中で特に言及はないんですけど。上に書いたアニーの件とか、パンの味に涙するノーマとか、スタンに対するリオンの態度とかから何となく察せられる(今気付きましたが、ここまで何だかナハト編での追加キャラ&エピソード率が高い)。

それからもう1つ。これも本当にお祭りゲーとしてはユナイティア特有のもので、一部キャラは簡易闇堕ちみたいな状態になることがあります。夢の中なので悪夢に捕らわれた状態というか。歴代キャラの過去のトラウマ等が掘り返されて正気を失うのですが、その時の言動もしっかり原作ありき。1番エグい描写だと思ったのはレイヴンです、レイヴン推しには一度はあれを感じてほしい。堕ち方が他のキャラと一線を画しています。あとはリッドも。彼についても内容は察していただけるかと。

原作のストーリーへの理解に関しては、ユナイティアもザレイズに負けず劣らずだと思うんですよ。だがら私はどうしても、立ち絵の流用という点を差し引いてもザレイズとレーヴユナイティアを何かと引っ付けて考えがちです。テルンとナハトの実装もずっと待ち望んでいます。社畜精神旺盛なナハトを、夢守の責務とは無縁の場所で心置きなく休ませてやりたいです。シンプルに格好いいし、テルンも可愛いし。目が覚めたら消えてしまう夢の世界、という儚い設定もすごく好き。

 

TOGの魔法カルタ、ツインブレイヴ、レーヴユナイティア、の流れで歴代の良さを端的に浴びることができたから、私は今こうしてシリーズに全体的に浸かりつつあるんだと思います。勿論他にも色々評判を調べたりはしたんだけども、結局は公式の物に自分で触れて得た感想が1番信頼できるものですので。

多分どちらの作品もだいぶお安くお買い求めできるかと思いますし、ちょっとでも興味持ったらやってみてください。ゲーム面は好みがあるかもしれないけど、ザレイズにおける歴代キャラの描写を楽しんでいるのならストーリー面は両作品とも同様に楽しめると思いますよ。駄目だったらどうぞ私に文句をぶつけちゃってください