ヒトリゴトページ。

主に創作の話とゲームの感想、プレイ記録。テイルズオブ多め。更新は不定期です。

「好きなものを、好きなように、好きなだけ」をモットーに書いていく、創作とゲームの話がメインのブログです。

●2021.3[創作小説公開場所:concerto]にて創作小説の投稿再開してます。

また何処かで思い出して 出逢えるかな

カゲプロ思い出話。先月くらいに、なぜだか唐突に無性に懐かしくなって一通りの楽曲を巡回してました。

漫画は読んでない・小説は途中まで、アニメは最後まで見たけどあんまり内容覚えてない・映画は知らない・楽曲はあらかた視聴済みだけどアルバムCDは持っていない・いつ頃完結したのかわからない・そもそも本当に完結したのかどうかすら把握していない、といった具合の超にわかなんで、それが許せない場合はそっ閉じ推奨です。ヒヨリやアザミって結局どうなったんだっけね…

流行全盛期もすごく熱中していたというほどではないし、漫画版や小説版など全媒体を網羅してもいないし、むしろ諸々の件で少し距離を置いて遠巻きに見てるときもありましたが、好きなことに変わりはないですよ。私はカゲプロを通ってきたオタクだよ。目をなんやかんやする能力には特に目覚めてこなかったけれど。中二病的な意味で。

物語要素の強いボカロプロジェクト繋がりでついでに言うと、悪ノ大罪シリーズも結構しっかりと通過してるよ(鏡音三大悲劇から入った)。当時の私の周囲では悪徳のジャッジメントが大人気でしたね、なぜかw

 

文字や漫画でしっかりストーリーを書き起こされたメディア版も良いんだけど、結局は音と歌詞の作る世界が1番だなって改めて感じました。物語の内容を1から10まで語り尽くしてるわけじゃないのに1曲1曲が繋がって輪郭が浮かび上がっていく感覚の面白さは、連作ボカロ曲シリーズの中でも随一だと思います。まあ、ある程度メディア版でストーリーを掴んでいるからこそ理解できてるというところも多少はありそうですけど。映像ありきでもあるよね

シンタロー引きこもり前の高校生たちの話や黒コノハの件は多分、楽曲だけじゃ私には十分に理解できてないです。今もあやふやだし。でも「何となくこんな感じのような気がするー」くらいのふわっとした自己解釈だけで味わうのも楽しいと思うな。そんな想像を広げる余地は用意されていると思います。

音楽そのもののバリエーションが単純に豊富なのも好きなところです。例えば如月アテンション&群青レイン、アウターサイエンス&アヤノの幸福理論、カゲロウデイズ&夕景イエスタデイ、といった組み合わせだけだとメロディもMVも全然世界観が違っていて、まるで別ジャンルとしか思えない。でも1、2曲加えてみると、登場人物や出来事やフレーズの重なりがわかってくるんだよね。明確に繋がりのあるところには同じメロディが入ったりもしているし。物語と表現の幅が広くて、統一感はそこまでないはずなのに不思議とまとまりはあって、本当に独特な楽曲シリーズ。

 

カノが1番好きなキャラなので、楽曲も夜咄ディセイブがお気に入り。インストで最も惹かれるのはコノハの世界事情。どのキャラもどの曲も好きだけども。でもこの度とても久しぶりに通して聴いていたら、サマータイムレコードで新鮮な感動がありました。ふと思い出して久々に会いに行った私自身の状態が歌詞とリンクしたから、というのはあるかもしれないです。久しぶりの再会。

OPテーマのチルドレンレコードとEDテーマのサマータイムレコードの両方とも、歌詞が未来に向かって前向きなのがすごく好きです。OPの方は前向きというか勇ましいというか。肯定していちゃ未来は生み出せない、というフレーズの力強さが今になって突き刺さっています。斜に構えた青さもかえってそれがいいよね

作中では絶望的なシーン描写がそこそこあったような気がしますが、最終的には前へ進む希望があるんですよね。この物語を端的に分類するならループものだったはずですけど、具体的には"幸せなこの日にずっと留まりたい"とか"あの日に戻りたい"とかっていう気持ちに対抗する・乗り越える物語だった気がします。ロスタイムメモリーにおける、アヤノとの思い出にしがみついていたシンタローもまさしくそれ。アニメ見てたとき「いやこれ最終的な主役セトとマリーじゃ?」って思ったような記憶があるんですけど、作品の全体的なテーマがそうだとするとやっぱりシンタローが主人公に相応しいのかもな、と今は思います。それぞれ主人公っぽいところはどこかしらにあるけど。

中高生向けラノベ・アニメな雰囲気が強い作風ですが、未来へ踏み出す若者を応援する感じというか、実際に若い世代へ向けたメッセージが随所に込められている気がしました。流行るべくして流行ったと思う。面白くていい作品だよやっぱり。

 

で、新曲と言うにはもう何年も経ってましたが、聴いたことなかった新曲も見つけました。アディショナルメモリーと失想ワアド。どっちも素晴らしかった、数年ぶりなのに色褪せた感じが全然しないなあという感想になった。キドの未来に心温まり、新たに明かされたアヤノのもう1つの心情に切なくなり。

8月15日の物語は希望あるエンディングを描いて既に締められてるので強くは望まないですが、成長したみんなはどうしてるんだろうなという気持ちにもなりました。失想ワアドがキドのアフターエピソードのような話だったので、じゃあカノやセトや皆のことも知りたくなるじゃん? 特にカノが主要人物となっている楽曲って本当に1つしか無かったはずなので、一連の騒動の前後で何か変わったのかどうか知りたいところです

 

 

っていうか、数年単位で離れていたので本当に知らなかったんだけど今まさに10周年の節目だったんだね!?  まだ公式の動きも続いてたんですね、根強く愛されているようで。素敵なことだ

f:id:Yuki-19:20210813141244j:image

急ごしらえの落書きですが、せっかくのナイスタイミングなので描きたくなって。でも我ながら似なさすぎる。もう少し早く気付いてちゃんと描きたかったw

いい機会だし当時の落書きも一部載せて振り返り。集合絵などのしっかり描いた物は全くないですよ






2013~2015年です。なんかエネばっかり描いてたなあ。実際描きやすかった。しかし絵柄不安定すぎじゃないか私

改めて一からメディア版を再確認したら新しい発見があるかもしれない。楽曲も最近本当にずっと聴いてる、頭に残る。また見たくなりましたよ。