ヒトリゴトページ。

主に創作の話とゲームの感想、プレイ記録。テイルズオブ多め。更新は不定期です。

「好きなものを、好きなように、好きなだけ」をモットーに書いていく、創作とゲームの話がメインのブログです。

●2021.3[創作小説公開場所:concerto]にて創作小説の投稿再開してます。

第4部13章 神天に座す導師

※TOZアニメ派の者が書いています

※イベントシーンのスクショがあります&ヘルダルフとアルトリウスのスキルクエスト終了済み

といっても、メインシナリオの延長線上にあるようなスキットだったので特別取り立てて話はしてないです。ザレイズのスキットに求めているのは主にクロスオーバー要素なのです。

 

やっぱりゼスティリア嫌いではないんだよな…が1つ。とはいえ好きだとも言い難いんですけど。好きになれたはずのタイトル。ベルセリアを踏まえた上で見たら本編もまた感じ方が変わってくるのかな…がもう1つ。主な感想はその2点でした。記憶おぼろげなTOZに思いを馳せた。1周しかやれていないし、納得できず首を傾げるところだらけであまりストーリーに入り込めなかったので思い出は薄いよ。あとゲーム絶対肯定派にせよ全否定派にせよ過激派が恐いのです

ゲーム版よりアニメ版の方がシナリオ全体のまとまり方は綺麗だったと私は思っていますし、金輪際許すことはない点も多々ありますけど、ゲーム版も全て嫌ってほどじゃないというのはゼスティリアの話題になるたびに再三言い続けてます。出来事そのものや細かすぎて伝わらないかもしれない部分には、ゲーム版の方が良かったと思うところもあるんです。なのでゲームとアニメの両方を好きに混ぜて継ぎ接ぎした自己流脳内TOZを作ることで折り合いをつけてきました。そんな中ザレイズで第4の道が示された。

ヘルダルフへの向き合い方に限って見るならこれがベストなんじゃないかという気が私はしたなあ。アニメ版ルートで浄化の過程をスキップせず、その後の彼のことが描写されていたのならまた違っていたかもしれませんが。

ベルセリアは未プレイなのでアルトリウス側への理解は更に浅く、あまり言及できてません。有り体に言って世界を巻き込んだ壮大なきょうだいゲンカだということは理解してる。あとはテイフェス2019での知識になります。章タイトルは『~導師』ですが、話題にしているのは主に災禍の顕主ヘルダルフのこと。

 

 

 

 

 

 

人間の姿での具現化とは言っても、だいぶ穢れに染まってはいる状態だったかー。ここまで来てしまっていたらもう、穏便な平和的解決のハッピーエンドはありえないなってわかりました。もし仮にミケルによる仕打ちを受ける前で家族もまだ存命中の時間軸だったなら、バルバトスのように生きて共闘する可能性もあったんじゃないかと私は思ってたんです。

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ただこの文は穢れた後の彼だからこそ意味が強まるものだと思う。希望があるから絶望が生まれる、みたいな話の類になるんですけど、敵側がその希望と絶望の両方を肯定している作品ってなかなか珍しいと思います。まあ希望という言い方をするとヘルダルフの主張とはまたちょっと主旨がズレそうだけど…

『業』とか『欲』とか『理』とか『摂理』とかいう難しい言葉を使って抽象的な言い方をされるのでイメージしづらいですが、この点に関してヘルダルフは一貫していて曲がったことも言ってないんですよね。行き過ぎてるところはあるけれども。

ゼスティリア本編はテキストも演出ももっと受け手に伝わりやすいようにしてくれたら良かったと思うよ。作中の出来事に対して、キャラの理解に私自身の理解が追いつかず着いていけなかった場面が多かったんだよ。感情移入できなかった問題の一因。まあ他にも問題はあるが

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ヘルダルフとアルトリウスのぶつかり合いが戦闘面でも思想面でも見られたのがとても良かったね。ベルセリアやってなくてもそう思った。こう見比べると言動の極悪非道ぶりはアルトリウスの方が上に見えるわー。少なくともティルナノーグに来てからの行動だけなら、ヘルダルフは別に世界に害をなしてないし。状況的にそうならなかっただけとしても。決して善人の思考はしてないんですけど、アルトリウスよりも人間味があるように感じる。

正直イベント中には全然気にしてなくて今気付いたのですが、攻略戦のロゴ綺麗だね

 

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搔き回すようにサラッと言うけどとても大事なことなので、マギルゥいてくれてありがとう。

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この辺、リバースやハーツの面々の考え方との噛み合わせもいいと思うんです。彼らの意思とアルトリウスの目指す世界は本当に特に相性が悪いと思う。全人類の救済を目指すエルレインならアルトリウスにどんな言葉をかけるのかも聞いてみたかったな、どこかにありましたっけ

 

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サレとかですねわかります。

そういう存在がどうしても世界にはいる、と認めるのは必要なことだと私は思うけど、全を取ることを諦めないスレイのような考えも切り捨てられないよ。難しいね。『救い』とは何かという話へ広がっていきそう。もはやそれは普通に哲学。

ここでファントムが言っている『救い』はあくまでも生きることと繋がっていた気がします。生者の視点。肉体的な生死を抜きにして魂だけに焦点を当てれば、どんな人にも『救済』の形はあるし救われない人なんていないと思いたいです。

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大切なこと言ってるのに後ろの面々が季節衣装でごめんなさい…w 完全に油断してた

この台詞を言う導師の背景に現れるのがマギルゥエドナエレノアというところにも何か意図があるんだろうか。ベルセリア組の詳しいことはわからないですが、エドナは人嫌いの天族という意味でのチョイスかなあ。

私はあんまりちゃんと理解できてないはずだろうだと自覚はしてるんですが、人間が嫌いと言いながら実際にはお茶会開いたり貢がせたり冗談言ってからかったりとよくコミュニケーションをとる子なので、本音では嫌いになりたくないんじゃないかと思っています。このスレイと同じ風にも思いたいだろうし。人の生んだ穢れのせいでお兄ちゃんはドラゴン化してしまったけど、当のアイゼン自身はそれでも人に絶望したり恨んだりはしてないだろうなとも思う。だからこそエドナの思いはやり場がない。想像ですけどねー

 

『穢れ』って結局何?というのは、人の生活における埃で例えられるものだと私は捉えています。こまめに掃除して取り除く必要があったり、生み出さないようにするには人間らしい生活を捨てなければならなかったり、など。

これはいつか単体で話したい話題なんですが、話をまとめる目途が立っていません。ベルセリアもきちんと知った上で改めて考えを固めた方がいいだろうなとも思うので、まだ特に着手もしてません。よってこの話は一旦ここまで。

ゲーム版ロゼに穢れの気配が全く現れないのが、穢れについて定義づけるのを困難にしていると思う。ロゼの扱いに関しては全面的にアニメ派になります。

いくら相手が許されない悪人とはいっても、人間を殺すという行為に対して無情・無感動でいてはいけないと思うんですよ。ましてや味方側の人が。人と交流したことが今まで一切ないというわけでも殺伐とした世紀末が舞台というわけでもあるまいし。表に出ないだけならまだしも、心の底から何も感じていないというのはおかしいわ。

恒常魔鏡に選ばれたシーンの時点では、導師の代わりに汚れ仕事を引き受ける彼女のことはいい役割だと思えたんだけどそれ以後ずっと淡々と処理されていったのがどうしても腑に落ちなくってなー。変化も葛藤も何もありゃしないってどういうことなの。部分部分は本当に嫌いじゃないんだゲーム版シナリオも…調理方法がおかしいだけなんだ…

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ジイジに関しても、この対比の意味ではゲーム版の方が土台しっかりしているとは思います。だが調理法が以下略。平穏であるのに越したことはないので、そんなもの何も無かったとバッサリ総カットされたアニメ版でも良かったと安堵する気持ちが私はあったけど。単なる尺不足っぽくもあったが。勿体なさもあったが。

でも多分、起こった出来事を残しつつその展開を変更するのはゲーム版の展開が悪かったと公式に認めるのも同然なので、いっそガラリと変えなきゃならなかったんでないかなーという考えもあります。別にアニメ側はそこまで配慮してはいないかもしれないけど。

 

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こんな時こそエルレイン様に助けを乞いたい。ここで主の救いは自分の救いも同じことだと受け止められずに泣いてしまうのがサイモンだよな…

ほんとどうするんだろうか。しかもこのサイモンは具現化の時系列が1人だけ遅めなので、スレイ達からサイモンに対する気持ちよりも思うこと多いはずだろうし。デゼルもこれを見たら何を思うやら。

 

 

あとはシナリオ外の話。


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主役とラスボスが2人して同じ潜在スキルなところいいよね。ヘルダルフは我道を予想してたなあ。

対等な友や仲間を求めない、孤独なまま進んでいけば自分の心身がもたなくなるとしても目的を果たすまで足を止めようとしない、その目的とは誰かの為である以上に自分自身の感情の為のもの、辺りが孤高の魂を持つキャラの共通点かなと私は考えてます。きちんと全員記憶&把握はしてないし一部解釈違うかもしれないですけど、パっと思いつくキャラはそんな印象。上のTOB2人以外で味方ならヴェイグやガイアス、敵ならダオスやラザリス。術技との兼ね合いやキャラバランスを見て潜在スキル決めてる部分もあるとは思うけどね

異論がありそうなので先手打って反論置いとく。ヴェイグはクレアの為に突き進むけど、最も根深いのはヴェイグ自身の後悔や贖罪だと感じています。ガイアスやダオスは民の為に独りでも戦い続けるけど、彼らを突き動かしているのは民の声というより自分自身の強い意思と使命感だと感じています。ラザリスに関してだけは恐らく抗議されないんじゃないかと思います。他のスキルではどれもしっくりこないほど。

 

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そ う き た か

キャラカスタムのバンカラスタイルも何事かと思いましたがw 私の発想力では無難なカラバリくらいしか思いついてなかったよ

今後どうやって季節魔鏡が出るのか・そもそも出るのかが最も謎である。サレやアルトリウスは回想として出来事を描ける気がするけど&キャラクター的にも大きな問題はないような気がするけど、災禍の顕主は一体どうやって…w