何かすごいなあ、と思ったことです。長文注意。
私が今暮らしている家に住む前、小学校一年生くらいまでの間住んでいた家がありました(同じ学区内なので転校はしなかったのですが)。
その家には元々別の人、夫婦が住んでいて、息子達は皆自立していったそうな。
夫の方が会社のお偉いさんだそうで。まあお金持ちなわけですよ。
で、夫婦2人にこの家は広いからと、マンションを買ってそこで暮らすことにしたらしく。
でももしかしたら息子夫婦が帰ってくるかもしれないから、売りには出さないでおこうと。
10年の間なら住んでいてもいいですよと、そんな話を聞いて私の両親はそこに引越しを決めました。
今しがた知った話ですが、そんな経緯があったらしいです。
10年経つ前に引っ越してしまったのですが、その後、彼らの息子夫婦はそこにやってきました。
その数年後、彼らは引っ越して行き、また別の家族が入ってきました。
その娘さんは、近所に住んでいた私の年下の友人と同級生だったようで、友達の友達が住んでいたらしいのです。
そして更に数年後、彼らはまた引っ越していきました。
今日。新聞と共に毎日入ってくるチラシの中に、オープンハウスのご案内が。
私にとって真剣に見るようなものではありませんでした。が。
なーんか見覚えあるんですよね、その家の写真。
ここまで読んでいればおわかりでしょうが、そうですあの家です。
どうやら本格的に売られているようでした。いい値段←
たった1枚の白黒写真ですが、脳内ではっきりとイメージが浮かびました。
最後に見たのは10年以上前のことですし、その頃の私は小学一年生。
でもやっぱり、覚えてはいるみたいです。
たった一つの家に、沢山の人が訪れています。
どこにでもあるようなありふれた話かとは思いますが、自分の身近で、しかもかつて住んでいた家でそういうことが起こると、日常のちょっとした出来事としてカウントされましたよ。
見学はご自由に、とのことだったので、今度時間のあるときに行こうと思っています。
色々と思い出深いものがあるはずです。
ちなみに、最大の思い出。
私がまだ幼稚園生ですらなかった頃、階段の結構上の方から転げ落ちたことがありました。
だが無傷! 父曰く、ケロッとしてたらしいです。
誰かが守ってくれたんだと思うようにしています。