ヒトリゴトページ。

主に創作の話とゲームの感想、プレイ記録。テイルズオブ多め。更新は不定期です。

「好きなものを、好きなように、好きなだけ」をモットーに書いていく、創作とゲームの話がメインのブログです。

●2021.3[創作小説公開場所:concerto]にて創作小説の投稿再開してます。

自己流の創作メモを紹介するよ

絵の制作過程動画や下書きを掲載したりすることはありますけど、それの文章版ってあまり見ないなと思いまして。現に私自身も、イラストメイキングもどきは過去に何度か載せていますが小説ではそれらしいことをしていない。

私が絵の練習をきちんと(?)していた小中学生の頃はそうしたメイキング動画や解説のお世話になったので、小説バージョンを自分で作ってみました。何を描くのかor描きたいのか決まってからの過程の話になります。創作裏話。

私には書きたいことが多すぎるため、「それ以前にアイディアが無いんですが」という状態への打開策は話せません…色んなことにアンテナ立てて手を伸ばしてみて、みたいな月並み一般論しか言えない…

 

※私が完全趣味で書いている一次創作小説を読んでいないと、何言ってるのか半分くらい理解できないんじゃないかと思います。紹介と言いながら実態は自己満足です。いつものように。

創作小説公開場所:concertoオリジナル カテゴリーの記事一覧 - ヒトリゴトページ。の内容がほぼ必須。未公開の展開も話題にします&未完成の文章も出てきます。

そして、メモの写真や画像の内容は小説本文の執筆途中に使っていたものなので完成形とは異なっている場合があります。

 

 

使用ツールや書き方は統一していません。バラッバラです。

メインは紙。ほとんど黒1色。ぶっちゃけ紙とペンなら何でもいいと思ってる。基本は創作専用のメモ帳を用意しているけど、スケジュール帳の空白スペースに書いたり裏紙に書いたり付箋に書いたりもします。

スマホにメモるときはこのアプリ。

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あとはPCのメモ帳、稀にExcel、本文はWordに入力。あっちこっちに混ざって、どこに何を書いたかわからなくなりそうな有様ですが最終的に総括しているのはPCのメモ帳です。

 

構成

初めから最後まで一連の全体像をざっくりまとめるタイプA、それを大まかな内容で区切って起承転結を決めるタイプB、更にそれを細かく区切って1話ずつ流れを詰めていくタイプC、の3種類があります。

 

・タイプA:全体の概略

これを作っていたのは第1話の前。要するにざっと7年以上前…。

なので最近大がかりな修正を加えていますが、書き方自体はあまり変わってません。

↑修正前、超序盤のところ

↓修正中、本文が進むのは2024年以降になってしまいそうなところ

 

以降の構成メモ(タイプBとタイプC)を作るときにも参照するので、1話の中で何をどこまで書くのかという点はここでもう考えてます。自分がわかれば何でもいいから台詞以外何も書いてないときもあるが。

それと、「〜月明かり」に関しては主役1人固定のお話じゃないので、その話における主役が誰か(=誰の物語として扱うのか)というところもメモってます。話数の隣に書いてあるキャラ名がそれです。※ただしその数字はもはや全く当てにならないよ

他に登場する人物もわかるように書いておく。この期間ずっとAさんの出番ないなあ、というのがこれでだいたい見えてきます。意図的に減らす場合もまあしばしばありますけども。どうやっても増やしようがないパターンもたまにありますけども。ゼクスさんとかな!


・タイプB:各章の流れ・最終テーマ・着地点

構成メモタイプAの中から一部切り出してクローズアップするイメージです。「xからyまでの内容は、Bさんが主役のB編」といった分け方をします。「〜月明かり」の場合、私がよく〇〇編と言ってるのがこの部分です。ただ、〇〇はキャラ名のときもイベント名のときもあります。

だいたい手書きで、ノートや裏紙に細かい字でたっぷりと書きます。例えば、これは学園祭編のために用意した構成メモタイプBの1つ。何度か作り直してます。

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学園祭編はミリー編を兼ねてるので特例気味でもある。全体としては一応、最後のライブシーンを盛り上がりの頂点として持っていくつもりでした。

校内の生徒たちを全員出すことにした(※そうなった)ので、各話で誰の描写をするのかもタイプAのように考えながら話を配置します。ここはミリーが1番の主役なので、ミリーとの繋がりが強い人物の描写は多め&長めに尺を取る。逆に弱い人は少なめでOK。タイプB以降の構想の中ではキャラの扱いを均等にする必要がないので絞ってます。

学祭編で言うと、キラは描写も登場回数もかなり少なくなってると思う。キラ&ミリーは直接の接点がかなり薄いから、そうなっても多分問題ありません。ルミナ&ミリーでも実はほとんど無いです。昔も同じ話をしてる(→ハッピーアイドルミリーちゃん - ヒトリゴトページ。)。本人たち自身の物語の交わり方は弱いんだけども、それぞれの周囲で起こる出来事が関連してきます。その詳細が明らかになるのはまだまだだいぶ先の予定…気が遠くなる話…

 

 

学祭は出来事の順番整理が今までで1番大変でした…。位置確認の雑地図と合わせて時系列確認に使った表も、記録として近いうちに載せるつもりです。記号を駆使した結果、すっごくごちゃごちゃして暗号みたいになってるよ。

創作小説更新のお知らせ(10/3〜) +おまけ - ヒトリゴトページ。

 

暗号と化した例のメモはこちら。

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キャラ数が多い、かつ限られた時間軸の話となると、細かい時系列の確認が必要になって大変。しんどい。いや本当にこの期間のこと決めるのしんどかったです…1時間くらいしか経過してないのに…ww ちゃんと矛盾なかったかな伝わったかな、大丈夫かなー

 

ミリー編はミリー編として、ルミナが語る学祭の思い出とはまた別ルートで全体像のメモを作る必要がありました。99~106話と長丁場になった「gift&Blessing」のことです。同じ学園祭の日の話ですが、ミリー視点のみ途中から動きがガラッと違うので。そして予定外に長引くことになったのでw

「〜月明かり」の構成の特殊なところで、地の文の語り手を変える話が要所要所にあります。そのパートに入ったら、主役1人に焦点を当ててその人の物語がどういう決着を迎えるのか深く考える。そもそもどういう話なのかをはっきりさせていく。この作業の流れはミリーよりもルベリーやレルズを見てもらう方が想像しやすいのでは?

 

夏休み明けから学園祭まで通した展開の中で、実際にこしらえた構成メモタイプBは以下6点になります。これ以前の内容のメモは前のことすぎて、既に処分済みです()

・51話~58話(夏休み明けの全校集会からギアー先生のカウンセリングまで)の間のルベリー編(+エピローグの59話)

・66話~70話の間のミリー過去編(+プロローグの65話)

・77話~80話(ジェシカの告白からミリーとの会話まで)の間のレルズ編

・82話~106話(開場から表彰式まで)の間の学園祭編(+エピローグの107話~110話)

・99話~106話の間のミリー編

・ルベリー編&レルズ編&ミリー編までの第1部(副題=「太陽に照らされる(仮)」)

 

最後だけ急に湧いて出てきた感じがありますが、これは常に各話と並行して走らせている土台の部分。きちんと表現できているのか&うまく描けているのかはともかくとして、全体のテーマとそのための流れは意識しているつもりです…一応…

第2部はエレナ&ティーナ&リアス&シザーの4人分の物語で、「満ちては欠ける(仮)」と銘打つ予定。発表しておく。今後このテーマとその意味が伝わったのなら大成功だし、私は嬉しいです。そして第3部にも続くよ!元々は2部構成予定だったのにな!

 

・タイプC:1話ずつ分けたもの

いざ本文を描き始める段階に入ったところで、タイプBを1話単位に刻んでいくよ。書き始めスタート地点。ここで全体の構成メモ(タイプA)を書き直すことがままあります。まあ全体メモを整えるのは後回しでいいです、覚えてるうちに直せばOK

メモタイプCは漫画ならネーム、アニメなら絵コンテと呼ぶ物に相当するイメージ。実際に本文を書くときもこれを見ながら進めていくよ。

 

ここまでの工程は小説に限らず、お話作り全般で似たようなことが言えるところなんじゃないかな。

起承転結をどう決めるのか?どこから話を作り始めるのか?っていうのは個人差が大きく、色々なパターンがあるのは周知のことかと思います。人それぞれのやりやすさがあるので自由でいいと思うよ。私の場合は、最終地点やその直前が先に思いついちゃうことの方が多い。なので主に考えるのはそこに至るまでの経緯です。

 

 

ここで実例。次から書こうとしているエレナ編でまとめて例に出してみます。

●タイプA(物語全体図)

※一部、結構歯抜け。修正真っ最中だというのもありますが、元からここは割と適当で雑ですw 本文を8割くらい書き進めた後に立ち返って、見直しとして用いることの方が最近は多いかも。

 

●タイプB(エレナ編の流れのみクローズアップ)

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その先の内容も少し触れてしまっていますね

学園祭は長い1日でしたが、そんなことになるのは珍しいです。普段はもうちょっと早く時間が流れます(´ω`;) 何日のいつ頃に誰が何について話すorどんな動きをする、くらいの情報で大丈夫です。本当はそれでいいんです。学園祭編は色々レアケースでした…w

 

●タイプC(1話ずつ詳細)

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この話の中で欠かさずに示すべき情報はこれ、これを書く目的はこの描写をするため、といった重要項目のことは「ノルマ」と呼んでるよ。

これらのメモを確認しながら、ようやく本文に取り掛かっていきます。特にタイプBとCが無いと、ぶっつけ本番で書き始めたところで迷子になるだけなので必須。

(こういったメモを作らずに一発書きしているものこそ、落書き文章です→低浮上になります - ヒトリゴトページ。また小説自動生成AIで遊びました - ヒトリゴトページ。

 

本文

そもそも私が今回書き残したいのは、ここから先のことでして。前置きがとてもとても長くなりました…w
基本的にはメモに沿って冒頭から順に書いていくのですが、その途中で行き詰まったときや立ち止まったときの対処法が私の場合は「すっとばす」です。スッと書けないところは一旦書きません。

実際の状態を見てもらった方が多分早いので、今まさにそうなっている本文の様子を貼ります

脚本のト書きみたいになったりするのはまだいい方。「あと1行分の情景描写をする」の意味で「1文」とだけ書いてたり、挙句の果てには空行のままにしていたり。吹き出しが空欄のこともあったり。イラストで言うアタリ線のようなものです、恐らくは。

書き方や表現がすらっと思い浮かばないところはとりあえず無視して、前へ前へと突き進む。本文がこの状態になっているとき、私はいつも「これ本当にちゃんと文章としての形整うんだろか…」と不安になります。だけど今まで何回も乗り越えてきたんだ!大丈夫だ!と過去の自分に背中を押されてなんとかやってきました。

実際の完成形が出たとき、これと比べてみてください。というか私自身が比べたいと思ってます。だからこうして画像で残した(´∀`)

 

・おまけ

書いている話の中身によっては別に必要じゃありませんが、今現在使っている時系列管理表も参考に。これは短い期間ではなく、物語全体用。まだ反映されていない部分も多くあります。

時期を動かしたりずらしたり書き直したりを頻繁にするし、何よりサイズがめちゃめちゃでかい&尚も広がっていくのでデジタルで、Excelを使用。V-W列の間の縦線より左側は「小さな月明かり」1話よりも過去の時間の話です。そっち側を整理するのが元々の用途&目的。妖精たちの動向も加えたことで右側の必要性も強くなりました。

 

つまるところ結論:創作に夢中!群像劇は楽しい!